振り込め詐欺に御注意3

→前々回←→前回←からの続きです。

振り込め詐欺もホントにバリエーションが多くて

・電車で痴漢を働いて示談金が必要。
・車で事故を起こし他人に怪我をさせた、見舞金・示談金や治療費が必要。

息子さんが普段車で通勤されている方の家に「お宅の息子が電車で痴漢を働いた」と言う電話があった話を聴きました。まずは相手をパニックに陥れるのが常套手段なようです。

法人には
・NTTの電話帳に出した広告の切抜きを請求書に貼りつけてきて御確認のうえ振り込んでくださいと言って来る。

コレは私の教室にも来ました。私は他の経営者から事前に教えて頂いていたのですぐに分かりました。請求先の会社名も電電何とかとか前の電電公社と紛らわしいネーミングです。
ところが小さな小さな文字でNTTとは関係がないと書いてある上、振り込んでしまった企業にはその企業だけを集めた電話帳らしきものが後日御丁寧に送ってくるそうです。
ですからもし裁判などで争ってもなかなか勝つことは難しいそうで、コレには本家NTTも手を焼いているそうです。

その他には
・別荘の持ち主を調べて「お隣の敷地が売りに出た。ついては境界線を測量するので立ち会ってくれ」と言う連絡が入り、立ち会えないと言うと、「それではこちらできちんと測量して後日報告する。ついては測量費用はお隣と折半で○万円だが良いか?」と聞かれ良いと答えると後日請求書が送られてくる。指示通り金額を振り込むが後で隣が売りに出たことも測量されたと言うことも真っ赤な嘘と判明する。

別荘が遠隔の場合多くの方が立ち会うことが出来ないという点を突いた詐欺ですね。

嫌な世の中ですが自分の身は自分で守るしかないようです。

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