『ダンスのからくり相談室』ひやけん版23

Q.私は身長182cmでパートナーとの身長差が20cm(パートナーは162cm)あります。
ジャッジやお客様から見て、身長差を感じさせないためにはどのような工夫があるでしょうか。
パートナーの髪型を高くしたり、私が伸びきらないなどの一般的な方法は理解しているつもりですがこのところ写真などを見る機会が増えるにつけ気になっております。
(KAZUさん 男性52歳 踏暦24年)

A.問題解決のためのまず第一のステップは二人の組み方(ホールド)の研究です。

ダンスを踊る方、一人一人が皆異なる身長や腕の長さ、首の長さ、肩幅、胴回りなどを持っています。

ある人が無意識にホールドの構えをしたとして、そのホールドにぴったりとはまるサイズのパートナーに巡り合えた方は大変ラッキーです。

しかし、一般的にそのようなぴったりサイズの方とパートナーシップを組める選手はそれ程多くは無いと思います。

KAZUさんたちのようにパートナーシップを組んだ二人のうち、女性の方が背が低いのが一般的だと思います。

私がホールドを組む時に意識している事は女性のバランス、シェイプ、ポイズを最大限に生かしたホールドをするということです。

女性の右手からネック、頭のラインをひじが伸びきることなく大きく美しく見せられる自分の左手の位置とボディーのアングルを研究してみて下さい。

ヒントはダンスビュウ2月号私達の連載、『ポイズ』『ポイズからホールド』『アームポジション』の項をご覧ください。

身長差にかかわり無く成り立つ要素を書いたつもりです。

ちなみにパートナーシップのうち女性の方が背が高い場合、女性がひざに常にゆとりを持って踊る事がとても重要だと思います。

女性がひざにゆとりを持たせ高さを男性に合わせた上で男性は女性が美しく見えるアームポジションにする、と言う事だと思います。

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