社交ダンス?
最近映画の影響やテレビなどでも私たちのこの『ダンス』が取り上げられる機会があったり、愛好者も増え、認知度も上がってきました。
一昔前は例えば床屋さんで「どんなご職業ですか?」と聞かれると「いちいち説明するのが面倒だなぁ」などと思ったものです。「あなたがやっているのはどんな種類のダンスですか?」と必ず聞かれ説明してもいまいち分かってもらえない事のほうが多かった気がしますが、今では「ああ、あれですね」なんて納得されることも多くなってきました。
NHKで7月17日(月・祝)に放映される「日本インターナショナルダンス選手権大会」も例年の1時間枠が1時間半に延長されたようです。それだけ注目も上がって来ているのでしょうか。
ところで私たちのこの『ダンス』をなんと呼べばよいのでしょうね。私たちが初めてこの『ダンス』に触れたときは『競技ダンス』と呼び、『全日本学生競技ダンス連盟』に所属していました。
日本に古くからあるダンス教師の組織は『日本社交舞踏教師協会』ですし、現在私が所属しているのは『日本ボールルームダンス連盟』です。アマチュアの組織はJDSF、『日本ダンススポーツフェデレーション』ですね。
私は英国の入国審査の際、職業欄に『Ballroom Dancer』と書いたり単に『Dancer』と書いたりしますが『Ballroom Dancer』と書くと入国審査官に「お前が好きなのはチャチャチャか?クイックか?」等と聞かれたりします。
英語圏では『Ballroom Dance』は一般的に浸透した呼び名のようです。
一方日本では『社交ダンス』が一番浸透してきているようです。検索エンジンなどで検索される頻度もその他のソシアルダンス、競技ダンス、スポーツダンスなどと比べて圧倒的に多く、民報のテレビなどでは社交ダンスで定着している感があります。
しかし、私的には自分の職業を『社交ダンサーです』と名乗ることには何か抵抗を感じてしまいます。身体を訓練し感性を磨き時間と情熱を注いできたこの『ダンス』を『社交ダンス』と呼ぶことにも些かの抵抗を感じてしまいます。
だからこう呼びたいという希望が有る訳ではないし、社会一般の流れに抵抗しながら生きて行きたい訳でもありません。
多くの人がこの『社交ダンス(?)』を楽しんでくれたり、若いダンサーが育ってくれればそれで良いと思っています。
こんな風に感じている私はナンか変ですかねぇ。
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