世にも美しい数学入門
この本はかなり好きです。思い出しました。私は数学が(大学受験までは)好きでした。
世にも美しい数学入門
『美しくなければ数学ではない』
『数学的にあんなに美しいからそれが嘘のはずがない。』
『数学はすぐに役立たないから素晴らしい』(本文より)
最近プチぎっくり腰で2日半ほどレッスンをお休みさせて頂いていました。生徒の皆様にはご迷惑をおかけいたしましたが、趣味の読書の方ははかどりました。
私はもともと算数、数学は好きでしたが、それを決定付けてくれたのは高校3年の時の数学の出口先生でした。一風変わった先生で、将来は予備校の講師になりたいなどと言っていました。予備校の夏期講習のようなものを夏休み中に開催してくれたのですが色々な式や問題の解法を図形やグラフと関連付けて説明し、その数式を視覚的な物として説明する手法に感心させられたのを覚えています。
また、ごくシンプルな答が導かれる一見複雑そうに見える問題や証明を数多く紹介し、「こんな良問を数多く作りたい」などとも言っていました。
数学の受験勉強中に問題の最後に『なお、小数点以下第三位を四捨五入して解答すること』なんて問題だとめんどくさいと感じましたが、式を書いているうちに通分や約分していくとごくシンプルな答になるような問題は解いていても気持ちの良いものでした。
こんなことをこの本を読んで思い出しましたが、数学に美しさを感じる感性はおそらく多分きっと私のダンスに生きているような気がいたします。気のせい?