聞いていても聞こえないこと、見ていても見えないこと
今回、世界選手権の前夜祭の司会を仰せ付かって、アナウンサー、ナレーターの話し方や解説委員の間の取り方などに注目しながらテレビを見ています。
今迄、話している内容に注意を払ってもその話し方にこんなに注目しているのは初めてです。
台本を読んでいると公美子が横から『早口すぎる!』と指摘する声が聞こえてきます。そこでテレビを聞いてみると・・・ナルホド自分は早口過ぎると気が付いた訳です。
自分が興味を持っていないこと、或いは何か思い込んでいる事にはなかなか気が付かないものですね。
ダンスも私が知っている事を何とか伝えようとしています。身をもって見本となるように踊っても見せます。でも簡単には伝わりませんね。目で見ている映像・耳で聞いている言葉の全容のうち何パーセントぐらいを脳みそは把握し、理解し、記憶しているのでしょうか?
以前読んだ『バカの壁』にも似たような事が書いてありました。同じ情報でも立場によって捉え方は違います。
一番難しいシチュエーションは『このステップは相手のせいでやりにくい』と思っている人に『キミはここを直すべきだ』と伝える事です。
『頭をやわらかく』
確かに言うのは簡単ですけれど。
ああ、また公美子に『説教くさい』とか『自分はどうなの』と言われそうです。