イギリスより[第二日目]
渡英の際の楽しみといえばまず飛行機の中での映画です。普段忙しくてなかなか映画館に足を運んだり、せっかくホームシアターセットを買ったのにもかかわらずDVDを見たり出来ないので飛行機の中は寝る間も惜しんで小さな画面で映画鑑賞です。
ですから飛行機の中で映画リストを見て見たい映画が無かったりするとがっかりです。今回は見たかった映画があったので3本見ました。
『X-MEN3 ファイナルディシジョン』(★★★★☆)
特殊能力を持ったミュータントと人間との関わり、その特殊能力を征服のために使おうとするマグニートー率いる組織と平和利用・人間との共存を目指す『X-MEN』との戦いを描いています。私結構アメリカンコミックが元のMARVEL映画が好きなんです。スパイダーマンとかバットマンとか。
特殊効果技術のおかげでいろいろな表現が出来ることもあるでしょうが、今回の映画はかなり楽しめます。
ローガン(ウルヴァリン)が最後にどんな決断を下すのか・・・楽しめました。
と書いていたら全米公開時の副題は『ファイナル ディシジョン』では無く『THE LAST STAND』だったようです。こちらも意味は内容から分かりますが『ファイナル ディシジョン』も悪くありません。
『SPIRIT』(★★★★☆)
ジェット・リー主演の武術映画『スピリット』です。
テレビでジェット・リーのインタビューで「武術の武は、戦いを止めるという意味。」といっていたのを見て見たいと思っていました。ジェット・リーは本物の中国武術大会チャンピオンなんだそうです。
『スピリット』は中国実在のマーシャルアーツの フォ・フォンジュンの一生を描いたものでジェット・リーの哲学やメッセージがこめられた武術映画だと思います。
天津一との名声を求め、相手を叩きのめすフォ・フォンジュンがある出来事から家族を失い深く絶望します。瀕死の状態を救われた田舎で人間性を取り戻ししていく中で母と武道家であった父の武道とは己の心と体を鍛えるためのものだという真の教えに気がつきます。
アクションがやや派手過ぎるという気もしますが全体のストーリーとしては意図が良く伝わってくる映画でした。
『Click!(邦題:もしも昨日が選べたら)』(★★★☆☆)
あまり期待せずに見ましたが結構楽しめした。人生を早送り・一時停止・巻き戻しできる『万能リモコン』を手に入れた男の話です。人生にとって大切なものとは?という問いかけにアメリカステレオタイプ的に答えています。しかし心温まる映画といえると思います。