C級戦出場選手の皆さんのフロアクラフトについて気になった事
出場選手の熱気溢れるパフォーマンスにとても楽しませていただいたC級戦でしたがフロアクラフトについては気になる点が時折見受けられました。
例えばクイックステップでLODに沿ってハーフシャッセで進んできて丁度良いところでペパポットエンディングなどで中央斜めに向かって方向を変えたとします。
フロアの壁際から中央斜めへ向けてフロアを横切っていくとLODに向かって進行しているカップルと交錯してしまう場合があります。
そんなときは原則として中央斜めに切れ込んでいっている選手がLOD方向にカーブして行ったり、LOD方向へ進んでいる選手をやり過ごすなどして衝突を避けるべきです。
またフロアの中央付近から壁斜めに向けて踊っていった時にLOD方向に進んでいるカップルと交錯してしまいそうになることもままあることです。
そんなときにはLOD方向に進んでいる選手はやや壁際に方向を変え、壁斜め方向に進行していた選手はLOD方向に動いていた選手を自分と壁で挟んで身動きが取れない状況にしないようにしてあげながら踊ることが必要です。
C級選手くらいですとまだ見たことがないかもしれませんがブラックプールにあるウィンターガーデンのフロアは細長い長方形です。短い辺はワルツでシャッセ・ナチュラルターンで端から端まで行ってしまうほど短く、長い辺は後楽園ホールの一辺の3倍くらいある長いフロアです。
そのようなフロアでいっぺんにたくさんの選手が踊ると、本当にほとんどのフィガーをLOD方向に踊っていかないとすぐに他のカップルと交錯してしまいます。
また、コーナーから対角線のコーナーに向かって踊るなんて考えられないことです。
フロアクラフトはマナーとして、またお互いに無駄な怪我を防ぐ為だけではなく、混んだフロアをくぐり抜けるようにして100%の演技をして点数を獲得する為には欠かせない技術です。
そんなことを念頭に置きながら普段の練習にも取り組んで見て欲しいと思います。