インファナル・アフェア3部作

インファナル・アフェア~無間道

全体に人が鉄砲でバンバン殺されますのでそういったシーンが苦手な方は避けたほうが良いでしょう。ちなみに公美子は全く見ようとしませんので私一人で立て続けに鑑賞しました。

【インファナルアフェア 無間道】★★★★★
傑作!レオナルド・デカプリオとマット・デイモンの主演でリメイクされた『ディパーテッド』の元作品です。

潜入捜査官役のトニー・レオンが特に渋いです。『ディパーテッド』に比べてとにかく死に顔の表情が圧倒的な印象を残します。ウォン警視、サム、ヤン。目の表情が印象的。

そういった表現は東洋的な感覚なのでしょうか?『ディパーテッド』でのマフィアのボス、ジャック・ニコルソンの大げさな演技に対してこちらはアクションだけではない静かな内面的な演技。マフィアに潜入しているが自分が警官であるという心を失わなかったヤン、表向きは警官として生きるラウの本当は善人になりたいという葛藤。『ディパーテッド』とはその辺が大きな違いだと思いました。

【Ⅱ 無間序曲】★★★★☆
時間軸で言えば第一作目の前になる作品。ヤンとラウの若い頃の話がトニー・レオンとアンディー・ラウでは無い若い役者が演じています。

しかし今回の主役はヤンの上司ウォンとまだマフィアのボスになっていない頃のサムか。香港を牛耳っているマフィアのボスはヤンの腹違いの兄ハウ。ヤンはウォンによってハウが取り仕切るマフィアに潜入を命じられます。

若いヤンとラウが無間道に陥っていく過程が香港マフィアと警察の攻防、マフィア内の血の粛清と絡んで描かれています。

はまります。

【Ⅲ 終極無間】★★★★★+★
ヤンの殉職後、10ヶ月から始まる物語。サムを殺し、さらにサムが潜入させた別の潜入マフィアを始末し、警官として生きていくことを決意したラウ・キンミン。彼は善人として生きていく為に更に悪行を重ねる。

ラウを潜入マフィアと疑い、追い詰めていく警官ヨン。逆にラウもヨンもまた潜入マフィアではないかと疑っていく。

善人として生きたい気持ちと、他の潜入マフィアを殲滅し自分を守りたい気持ち、ヨンの執拗な追及にラウの精神は病んでいく。そしてその結末は・・・・。

ⅠとⅡでどっぷりこの世界にはまってしまいましたので、ノンストップで鑑賞してしまいました。ラウの末路はまさに『無間道』という事でしょう。

自分が警官であるという誇りは無くさずに保ち続けていたものの、マフィアに潜入している間にやむを得無かったとはいえ麻薬中毒になってしまい暴力的な一面も持つヤンの存在と合わせ、人間が善人でいるということはどのような存在であることをさすのでしょうか。恐ろしく印象に残る映画でした。

インファナル・アフェア 三部作 SPECIAL PACK

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