2008年度第1回C級競技会
先日の4月6日日曜日、大森ベルポートにて今年度第一回目のC級戦が行われました。お蔭様でヒヤマダンススクール所属の小杉組が4位入賞を果たし幸先の良いスタートを切りました。今回の成績を自信に変え今のダンスに満足することなく更に精進していって欲しいと思います。
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運動能力的には優れた物を持っているもののそれで終わっている選手が多くいて勿体無いなぁ~というのが今回のC級戦を見ての全体的な感想です。
ガッツを前面に押し出して頑張って踊っているのだけれどラウンドが進んで体力的に消耗してくるとそれで押し通しきれなくなって粗が見えてくるといったパターンです。
原因としては回転動作の際の回転量、内回りや外回り、ライズ&ロアの際のレッグアクションやフットワークなどテクニック的な理解不足も考えられますが、私が思う一番の原因はセットアップにあるのではないかということです。
セットアップとは二人がダンスを踊りだす前にそれぞれが正しい姿勢で正しい位置関係で正しくウエイトコネクションの関連を持ってホールドを組むことです。
そこが狂っているといくらテクニック的な正しい知識を持っていても宝の持ち腐れになりかねないのでは、と思うのです。
ウェイトコネクションとは何でしょうか?このキーワードに対して正しい答えをきちんと説明できるようになることがとても重要なことだと考えます。私は現役時代、とにかく色々な人に『ウェイトコネクションとは何ですか?』という質問をぶつけてみました。
なぜそうしたかというと、ホールドを組んでしっくり行ったときはダンスの調子が良く、しっくり行かなかった時はダンスの調子が悪いということに練習を通じて気がついたからです。そしてそれを私たちのダンスの先生に言ってみたのです。
するとその先生は『ウェイトをお互いに感じ合いながら踊る、それはつまりウェイトコネクションです』といったのです。
それまではホールドを組む、と言えば自分達の形としか捉えていなかったものに体重を感じあう為のホールド、と言う観点が加わったのです。
しかし、それだけでははっきりと理解できなかったので色々な人に同じ質問をぶつけどのように答えてくれるかを探ってみたのです。
特に日本人は他人とハグ(軽い抱擁)したり、二人で組んで踊るという文化が元々ありませんので『ウェイトコネクション』というキーワードについて理解を深める努力が必要ではないかと思います。
皆さんの研究対象として是非『ウェイトコネクション』を取り上げてみてくださいね。