暗号解読(上)(下) サイモン・シン・著/青木薫・訳
以前読んだ『フェルマーの最終定理(サイモン・シン著/青木薫訳)』と同じ著者の作品です。
解読者によって破られた暗号とそれによって動いた歴史や、多くの難解な古代文字や表記が解読者たちの血のにじむ努力によって解読された様子がとてもドラマチックに描かれています。
昔、大英博物館で見たロゼッタストーンも出てきて一見難しそうな内容ですが大変興味深く読み進める事ができました。
サイモン・シンさんは難しそうなテーマをワクワクさせながら読ませてくれる作家です。最近やっと読書もはかどるようになって来ました。いつか今度は同じ著者の『ビッグバン宇宙論』も読んでみたいと思います。(因みにこの『ビッグバン』は文庫化に際して『宇宙創成』と改題されていました!)