ポイズとバランスの違い4

『ポイズ(poise)』とは日本語で『釣り合い』という意味です。

これとよく似た単語に『バランス(balance)』があります。

この2つの単語は大変よく似た意味を持っていますが、私達が踊っている社交ダンスにおいて使われる『poise』と『balance』の間の違いとは何でしょうか?

私の個人的解釈が多少入っているかもしれませんが『poise』は動的つり合い、『balance』は静的つり合いと言ったところでしょうか。

例えばスピードスケートの選手は直線での滑走姿勢とコーナーでの滑走姿勢は全く異なります。また、オートバイレースでも同様に車体をかなり内側に傾けますね。これはコーナーでの外に膨らむエネルギーつまり遠心力と釣り合うためだと思われます。

ダンスでも全く同じようにライズ&フォールや回転動作、ボディシェイプの変化などに伴ってつり合いを保たなければなりません。

1.回転動作による遠心力
殆んどのフィガーでは回転動作を伴います。回転動作の強いフィガーもあれば弱いフィガーもありますのでかかってくる遠心力もそれぞれのフィガーによって強弱があります。

2.ボディシェイプ
はじめに二人がホールドした状態からピクチャーポーズなどで大きくシェイプした時にはボディコンタクトなどは剥がれやすくなります。

主に上記2つの原因でお互いの全てのコンタクトは離れる方向に力がかかります。

そこで下半身の角度(フットワーク、レッグアクション)を調節してコンタクトが離れないようにセンター(重心)同士をトゥワード(toward)させなければなりません。

towardとは『向けて』という意味ですが、Poiseを保ちながら動きの中でお互いの距離感や位置関係が一定でいるように調整して、お互いのコンタクトが遠心力やボディシェイプによって遠ざかってしまう事の無いようにしなければならない訳です。

このとき、間違って手でしがみ付いたり、抱え込んでしまってはいけません。
あくまで下半身から来る『フットワーク・レッグアクション』を使って上半身の関係を調整するようにします。

balanceに関して言えば、お互いのコンタクトが乱れても各々が立っている事は出来るかもしれません。

続く(もう少しですが今日は力尽きました・・・)・・・

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