フットワークとレッグアクションとオタマとピンポン玉4
スイカ割りとアドバイスという投稿を以前しました。
それは簡単に言えば、その時点では効果的なアドバイスも別の時には間違ったアイディアになり得る。だから何が狙いなのかをはっきりと理解しなければならない、といった内容でした。
さて、もしこれからあなたがオタマ競争に参加するとします。
オタマの上にピンポン玉を載せて早くトラックを一周した方が勝ち、というルールです。
あなたは自分の肘や肩、手首の使い方に意識を集中しますか?
いや、そうではなくて『オタマからピンポン玉が落ちないように』と思いながらおたまの角度を調整しながら走るのです。
私はあなたの肘・肩・手首の角度、使い方を教えることは出来ません。ただ『ピンポン球を落とさないように!』と応援するのみです。
次に、本題の『フットワークとレッグアクション』について考えてみます。
『フットワークとレッグアクション』とはダンスを踊る上でボディを動かす(ライズ&フォール、回転、スウェイ)ための重要な足部と脚部の使い方のことですが、二人がホールドして(組んで)ダンスするためには正しい位置関係(ポジション)を保たなければなりません。
正しい位置関係を保って踊れるように『フットワークとレッグアクション』が使われなければならないわけですがこれは実はオタマ競争で肩、肘、手首の使い方とよく似ていて何か調整しなければなりませんが、正しい位置関係を設定し、自分で感じながら調整していくしかありません。
どのような位置関係が正しいのか、一緒に踊る二人が共通認識を持って互いに調整しあいながらフロアの上を踊って行く、このことを難しいバリエーションではなくてシンプルなベーシックフィガーを使って繰り返し練習、調整することがとても重要だと思います。
急がば回れ、の精神でベーシックの理解、練習に時間を割くべきです。