バカの壁
才能あふれる自分のダンス上達を阻むものとはナンでしょうか?
1.好き勝手なアドバイスを並べるコーチ(そういう一面もあるかも?)
2.へたくそなパートナー(そう思っているバカは私か?)
3.まだまだ知らないことがあるはず。(知っている事はすでに出来てるの?)
日頃そんなふうに感じている人は『バカの壁』を一読されることをお勧めします。最近ダンスの上達というのは一つ一つのアイディアを「知っている」という状態から本当に「あぁ!分かった」という状態まで変化させていくということだと思っていましたが、本書ではそれが明確な分かりやすい言葉で見事に説明されていました。
『知るということは自分がガラッと変わることです。したがって、世界が全く変わってしまう。見え方が変わってしまう。それが昨日までと殆ど同じ世界でも。』(本文より)
バカの壁
また、この本の中で著者は「個性を伸ばせ」という最近の風潮について疑問を呈しています。まあ確かに個人個人が持っている様々な身勝手な考え方を伸ばせといっている訳ではないと思います。個性が求められるダンスだってパートナーの動き、ひいては気持ちが理解できない人は上手くはなれませんからネ。