巡礼者たち/まだ遠い光―家族狩り〈第4・5部〉

巡礼者たち―家族狩り〈第4部〉

まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉

読み終わりました。

人間は、社会は変われるのか。自分は変わることが出来るのか、他人が変わるように仕向けるのか。問題をはっきり提示されました。

今迄見過ごしてきたこと、めんどくさくて深く考えてこなかったこと、その方が楽だからほって置いたこと、読後世の中の景色が少し変わったような気がしています。

物語は自分を変えようという努力をした人、或いはあるがままの自分を見つめなおし受け入れた人たちが必ずしも幸せな人生を約束された訳ではありませんが未来に何らかの期待を持つ形で終わっています。

長く、楽しいだけの物語ではありませんが一読の価値ありだと思います。

次に読みたい本

永遠の仔〈1〉再会