日本インター終了!(本質を見抜け!)
日本武道館に大勢の観客を迎え日本インターナショナルダンス選手権が開催されました。
世界チャンピオンのゴッツォーリ組など海外からの選手も参加し、見ていて楽しい大会だったと思います。特にゴッツォーリ組の動きがスピーディーで明るく軽快な踏風にはファンも多く、最後のオナーダンスのタンゴは素晴らしかったですね。
日本人ダンサーたちも特に準決勝から準々決勝の間に実力の拮抗した多くの良い選手が居り、誰がもう一皮、他のカップルより先に剥けるのか楽しみにしていますが、なかなか頭一つ抜け出すのが難しいようです。
ダンスをあまり難しく考えることなく、シンプルに自分達がやりたい事をやるのが良いのでは、と見ていて思います。
他人からのアドバイスやコメントに混乱や迷いを抱くことは私も経験からよく分かりますが、違った視点から自分が求めている本質は何かを考え、その本質を念頭に強く置いて取り組まなければ自分が進んでいく方向性を見失ってしまう事になるでしょう。
また時にはコーチに自分から尋ねることによって自分の長所、短所を把握し、長所を生かすコリオグラフィーや短所を補うトレーニングも必要になるでしょう。
今日は私は審査員として大会に参加させていただきました。私にとっても苦しい一日でした。頑張っている皆に良い点数を付ける事は出来ません。見ている人の心に届く演技とはどの様なものか、自分が出来る演技とはどの様なものなのかをもう一度良く考え、自分達のダンスに取り組んで欲しいと思います。
頑張れ若いダンサー達!