到着しました。
お約束・渡英時の楽しみの一つ機内でのビデオ鑑賞で初めて黒澤明監督の
を見ました。
いや~すごいですね~。1954年の公開作品とは思えない展開力、スピード感にぐいぐいと引き込まれました。黒澤監督の代表作といわれていますが、経験豊かな主な出演者によって、作品全体に強いエネルギーを感じます。最近の若手アイドルや新人を主演に起用したような場合では出せないような積み重ねから来る厚みを感じます。
今更この映画について私がどうのこうの言うことは無いとも思いますがズバリ面白い。どの出演者も個性が有って存在感があります。
演技力、セリフはもちろんですが役者さんがその表情やしぐさ、顔の向き、眼つきなどで多くのことを雄弁に語ります。
七人の侍、農民、女、子供それぞれが主役でした。
もちろんカメラアングルや照明なども工夫が凝らされているんでしょうけれど。
200分を超える作品でしたが、続けざまに2回も見てしまいました。
黒澤作品は以前この作品にも出演している志村喬主演の『生きる』を見たきりですがそちらも心の底に残る作品でした。
機会を見つけてそのほかの映画作品も見てみたいと思わせられました。
やっぱりまだまだ世の中には知らない面白いことがごまんと有ります。
今回、行きの飛行機の中ではあと二本見ましたが、それはまた今度。